このマガジンでは「ちょっと知るだけで、世界の見方が変わる」をテーマに
POPミュージックを中心に、映画、カルチャー、スポーツ、テクノロジーなどなど
全く知らないと、それ以上進めないコンテンツに対して、
ほんの少しでも知識の明かりを灯し、深掘りしていきます。
今回は「Tiny Desk Concert」について!ちょっと知るだけで音楽の見方が変わります!
Tiny Deskとは?
Tiny Desk(タイニー デスク)とは、
アメリカのNPR(National Public Radio)が提供している音楽番組で、
国内外問わず、多くのミュージシャンが出演をしています。
NPR(National Public Radio)
アメリカ合衆国の非営利放送ラジオネットワークです。
1970年に設立され、政府、個人、および企業からの資金提供を受けています。
NPRは、ニュース、文化、音楽、対話など多岐にわたるプログラムを提供しており、
その報道は一般に高いジャーナリスティックな標準で行われると広く評価されています。
NPRのYoutubeチャンネル「NPR MUSIC」で定期的に音楽コンテンツが配信されていおり、
その一つがTiny Desk Consertです。
非常に人気のある音楽シリーズであり、多様なアーティストがNPRオフィス内の小さなデスクの前で主にアコースティックなパフォーマンスを披露します。このシリーズは2008年に始まり、Bob BoilenというNPRのプロデューサーが考案しました。Boilenは、コンサートで観客の話し声によって音楽がかき消された経験から、アーティストがその本質的な才能を披露できるより集中した環境を作るアイデアを思いついたのです。
YouTubeやNPRのウェブサイトで無料で視聴することができ、ジャンルを問わず多くの有名アーティストから新進アーティストまでが出演しています。このシリーズは、アーティストと観客がより密接な形で音楽を楽しむことができる貴重なプラットフォームとなっています。
2020年のCOVID-19パンデミックの影響で、多くのアーティストは自宅やプライベートなスペースからリモートで「Tiny Desk(home) Concerts」に出演する形になりましたが、その人気は衰えることなく続いています。
「Tiny Desk Concerts」の更新頻度は比較的高く、週に数回新しいパフォーマンスがアップロードされることが一般的です。ただし、特定の週や月によっては更新頻度が変わる可能性があります。例えば、特別なイベントや祝日、あるいは現在のような疫病が広がっているような状況下では、更新頻度が変動することも考えられます。
「Tiny Desk Concert」の特徴
ここからはTiny Desk Concertの特徴を紹介していきます。
オフィス内の小さなデスクの前というコンセプト
Tiny Desk ConcertはNPRオフィス内で撮影されており(例外もあり大きなスタジオで撮影されているものもあります)小さなデスク・大きな本棚にレコードや置物や空の瓶がディスプレイがされている中でパフォーマンスがされています。
ほんとに「オフィスの中に機材や楽器ぶち込んじゃいました!」と言わんばかりの空間で披露されます。
ビッグなミュージシャンになればなるほど、
コンサートの会場は大きくなり、MVは華やかになっていきます。
小さなライブハウスで演奏をしてくれるようなアーティストに
近くて自然なセットがTiny Deskの大きな特徴です。
「音楽をより大切に聴く」アコースティックセット
次に音楽的な特徴になります。
Tiny Deskはほとんどの演奏がアコースティックバージョンでの演奏になります。
アーティストによっては、通常の編成でのパフォーマンスをすることもありますが、多くの場合で編曲された特別な演奏を楽しむことができます。
Tiny Deskを考案したBob Boilenはアメリカの音楽ジャーナリストであり、
今まで多くのコンサートや番組を経験する中で、観客の声で演奏が全く聞こえない。ということからアーティストもオーディエンスも自然な形で音楽を楽しめる編成にしているそうです。
(欧米圏と韓国のライブは観客が歌だけじゃなくリフまで歌うので本当にアーティストの声が聞こえないそうです。日本では考えられないですね。)
オリヴィアロドリゴのパフフォーマンスから楽曲の違いを見ていきましょう。
どちらも聴いてもらうと、アコースティックセットの良さとバンドセットの良さがそれぞれご理解いただけると思います。
オリヴィアロドリゴのTiny Deskでのパフォーマンスは、オリヴィア含めギター5本で演奏される特別バージョンです。オリヴィアの声がより鮮明に聞こえる素晴らしいセットになっています。
一人一人の顔が見える音楽番組
Tiny Deskはミュージシャン一人一人の顔が見える番組・カット割になっています。
多くの、ミュージシャンはバンドを除くとサポートとして演奏に入ることが多くソロで活躍されているアーティストの演奏をしている方にコンサート以外でスポットライトが当たることはほとんどありません。
しかし、Tiny Deskの場合、参加しているサポートメンバーも含めて全員が映され、演奏をしている姿やファッションも含めて楽しむことができます。
音楽評論家であり、音楽を大事にしているBob Boilenの番組だからこその特徴ではないでしょうか。
出演アーティスト
ここでTiny Deskに出演しているアーティストをご紹介します。
多くのアーティストが出演をしているので今回は、日本でも特に人気のあるアーティストを中心にご紹介していきます。
ハリー・スタイルズ
Coldplay
BTS
アデル
テイラー・スウィフト
ビリー・アイリッシュ
エド・シーラン
The 1975
Paramore
日本人の出演アーティスト
Tiny Deskには過去に二組だけ日本人アーティストが出演をしています。(2023年現在)
CHAI
Cornelius
2020年代にはいりアニメコンテンツやtiktokなどをきっかけにJPOPが海外で話題になることが非常に多くなっています。今後も日本人アーティストの出演が待ち遠しい。
「Tiny Desk Concert」の楽しみ方
最後にLIGHT HOUSE的、タイニーデスクの楽しみ方をお伝えします。
この番組は定期的に配信をされており、大物から注目の新人まで幅広くアーティストが出演をします。
なので新しい音楽との出会いが非常に豊富なコンテンツになっています。
洋楽好きはもちろんこれから洋楽を知りたいという方も、幅広い音楽をTiny Deskから楽しむことができます。
そして、前述した通り
アコースティックセットになっているアーティストがほとんどなので出会った音楽を別の形で配信サイトから聞くことができます。
出会いと違いがある音楽番組として、ぜひ多くのアーティストを視聴してほしい。
LIGHT HOUSE
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